atelier riccio

おもに西洋絵画の模写をしているグループです。絵画の古典技法の研究もしています。アートについてや日々のことなども。【riccio=ハリネズミ。ヨーロッパでは幸運を運んでくると言われています】

「バベルの塔」展

マサコです。

こうして訪ねた展覧会のことも書いてみよう。

この間大学時代の友人と「バベルの塔」展に行きました。
ボイマンス美術館所蔵の「バベルの塔」を観たのは二回目。
前回は母と行ったなぁ。

私が気に入ったのはヒエロニムス・ボス(推定)の、「老女の頭部」でした。
帰ってきて調べてみたけど何も資料がないの。残念。
とても美しい絵でした。

入口付近にあったネーデルランドの木彫もよかったな。

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バベルの塔」、実は前回観たときの印象があまりなかったの。なんでだろう。
でも今回はじっくり観てきたよ。

芸大の3Dの。f:id:makominamo:20170619215945j:plain

イタリア好きのはずなのになぜかクリムトに走る

昨日、クリムトの黄金の騎士の模写を開始しました!!

クリムトといえば金箔✨

ということでまずは金箔貼りから(doratura)

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難しい・・
下手すぎる(笑)途中鼻息でなんど飛ばしたか・・・(笑)

 

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できた!!

 

 

 

 

 

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横ではトモコさんがクリムトの模写の額縁を製作中・・・綺麗なOLさんがまさかの力仕事!?(笑)

 

 

 

 目の前ではマサコさんがボッティチェリの絵を模写中、3人の中で唯一イタリアの絵!!
そんなマサコさんに余った金箔を風と息で飛ばし、まさかのキラキラ✨攻撃(笑)・・・

 
あとは油絵の具でがしがし描いていきます(∩´∀`)∩  (K)

工房にて

マサコです。

今日は三人で工房での作業。
それぞれ住んでいるところがバラバラなので、顔をあわせて作業するのはめずらしいことだったりします。

この間フィレンツェに行ったときに買った、zecchi(修復関連の道具等の専門店)のエプロン、おろしてみた。

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なんで白いの~?
すぐ汚しちゃいそう。
聞くところによるとTシャツもあるとか。
今度行く機会があったら探してみようかな。

お昼は百千の天むす。f:id:makominamo:20170617222343j:plain

ケイコさんとラーメン

マサコです。

我が家にケイコさんがやってきた。
(明日早起きで工房に行くため)

夜ごはんはラーメン屋さんに行きました。
見かけとちがい
「お肉大好き!チャーシュー食べたい!」
という肉食ケイコさんは、ネギチャーシューラーメンを食べていた。

よし、これで明日はがんばれるね!
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今に至るまで・・・

ケイコです。はじめまして。ようやく登場です(笑)!!

マサコさんに紹介していただきましたが、改めて自己紹介したいと思います。

 

福島県在住。

美術とは程遠い分野で仕事してます。いわゆるリケ女。

それなのになぜ西洋絵画の模写??

そのきっかけは単純。西洋絵画が好きすぎて欲しかったから(笑)

美術館で運命の絵と出会う⇒この絵、欲しいけどポスターじゃな・・・⇒よし、描こう!!こんな感じです(笑)

模写じゃなくて自分の絵を描きなさい!とあらゆる人に言われましたが、結局模写というか西洋絵画が好きすぎてここに行きついてしまう(笑)

ヴァチカンでラファエロの「キリストの変容」を見たことで衝撃が走り、以後西洋絵画にどっぷりとはまりました。

西洋絵画に関わる仕事がしたくてイタリアのフィレンツェに絵画修復の勉強をしに2年と半年。修復の授業も楽しかったのですが、模写の授業が週に1回しかないことに不満を覚えコースを変更し、ひたすら模写にいそしんできました

アレッサンドロ(模写の先生)からアカデミアというアーティストの卵を育てる学校に入学をすすめられましたがかたくなに拒否(笑)

いつか自分の好きな絵で自分だけの美術館を作りたいというマニアックな夢を持っています(笑)

 

こんな私を理解してくれる、マサコさん、トモコさんに出会えたことは本当に運命だと思っている。こうやってみんなで一緒に活動していける場を作ってくれた二人には感謝です✨

 

イタリア留学中の話はおいおい書いていけたらと思います(^^♪

 

 

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はじまりは

昨日ブログをアップしたあと、ケイコさんとトモコさんから、お!紹介されている!と反応がありました。

いずれ、お二人からの自己紹介もあるかも…と、思いつつ、今日もわたくしマサコが書いてみようと思います。

 

私が修復の仕事を知るきっかけとなったのが、今から30年くらい前に行われた、システィーナ礼拝堂の修復でした。

テレビで修復のドキュメンタリー番組をやっていて、絵画を修復する仕事というものがあるんだ…と初めて知ったのでした。

それからイタリア絵画に興味をもつようになったのです。

 

子供の頃の私はシスティーナ礼拝堂の修復について結構考えていた。

 

単純に汚れを取り去る作業ひとつにしても、その汚れにも歴史みたいなものがあるんじゃないか。

修復を終えたシスティーナ礼拝堂を訪れた人々が、「私が知っているシスティーナ礼拝堂ではない」と言っているのを聞いて、

きれいにするだけではいけないのか、歴史の部分をどう考え、扱えばいいのか

オリジナルの色彩を後年の人は見られないのか、保存を目的として場合何を優先させたらいいのか

 

子供のわりに結構考えていた。えらい。

でも、それらは今もわからない。

この間システィーナ礼拝堂を初めて見てきた。

だから改めてまた考えている日々。

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私たちについて

では、このグループにはどんな人たちがいるのかを紹介したいと思います。

本当はそれぞれが自己紹介を書いていくのが一番よいのですが、それは追々きっとそれぞれが書いていくことでしょう。

このグループは、かっちり固定というよりも、ふんわりまとまっているので、新たな登場人物が加わることも???

それはまた別のときに…。

 

まずはわたくしマサコについて。

東京の下町生まれ、下町育ち。

中学生の時にシスティーナ礼拝堂の修復についてのドキュメンタリー番組を見てから絵画修復や西洋絵画についての興味を持つ。

かなり長い間絵画から離れた生活をしていたが、一昨年ケイコさんとトモコさんに再会したことから模写を再開。

職人度はグループ内最下位と自覚している…。

(だからまじめにブログを書いて少しは貢献できるようがんばっている)

 

ケイコさんについて

マニアック度が群を抜いている彼女。

かわいらしいビジュアルとおっとりした話し方からは想像できないパワフルな行動力を持っている。

単身イタリアに渡り、修復や模写の勉強。

画家の色の作り方、筆致などなど日々研究を欠かさない。

 

トモコさんについて

ザ・職人というタイプの彼女。

どこからどう見ても都心を闊歩するキレイなOLさん。

この人が家でコツコツ模写をしているのを誰が想像できるだろう…(と、私はいつも思っている。)

グループ内で一番若いのに、一番落ち着いていて安定感抜群。

 

こんな感じでやっております。

 

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