これってなあに?タイトルの由来・・・
ヨーロッパでは幸運を運んでくる動物で、住みついた家は幸せになるなんて言われています。住み着くなんて日本で言うと座敷わらしみたいな感じなのかな(笑)
イタリアではハリネズミをモチーフにした小物を見かけることができます。
pasticceria(イタリアのお菓子屋さん)のショーウィンドウにいました。チョコでできてる・・・
始まりはフェルメールだった・・・
本当は描いていく過程とかも紹介できればいいのですが、10年くらい前の作品のため何も残っていない・・・
どうやって描いたのかも謎(笑)とにかくがむしゃらに描いたことだけは覚えている( ˘•ω•˘ )
実はこの作品を描くまで油絵のあの字も知らなかった・・・とりあえず周りから固めていくタイプの私は油絵に関する本を買いあさった(笑)
「油絵入門」「初心者のための油絵」等々。。。
なんて素晴らしい方✨
フェルメールの「天秤を持つ女」
模写をするとその画家の色の好みやその画家の癖や特徴なんかがなんとなく分かるような気がします。
フェルメールの時代はまだチューブ入りの油絵具はなく自分で顔料と油を混ぜて作っていた時代。
一つの作品にあらゆる色を使うのは大変な作業だっただろう・・・それこそ工房でお弟子さんたちがせっせと作ってくれるのであれば別だろうけど。
トモコさんはどうした?
マサコです。
このブログを読み進めている人にとっては、マサコ・ケイコの存在はわかってきたかと思いますが、残るメンバー、トモコさんはどうした???
トモコさんは、活動を共にしていることにはまちがいありませんが、SNSにもこういったブログの世界にもノータッチの方なのです。
なのでご本人からの登場頻度は少ないかもしれません。
でもですよ、普通にトモコさんを見た人はきっと、お休みの日にはスタイリッシュな今どきのカフェでパソコンかちかちしながら、インスタ映えするスイーツとかコーヒーとかいただきながら過ごしていそうに見えると思いますよ。
まぁ私の知らないところでトモコさんがそんなおしゃれ休日を過ごしていることもなきにしもあらずですが…あまり聞いたことがないです。
謎多き美女。
彼女は今クリムトの模写にかかり始めたところです。
工房で会ったときにはその絵を入れる額を作っていました。
何やらえらい力仕事になっていましたが、涼しい顔で「まぁ、がんばります」くらいの空気を出していました。
トモコさんの絵の描き方のスピードが、また非常に謎で。
全然できていません。
↓
全然描けません。
↓
やってないです。
↓
できました。
この全然やっていないところから、できました、まで、どうやってもっていっているのか…。
定点カメラで自宅のトモコさんを見てみたいくらいです。
トモコさん、どうやってるの?
作業中のトモコさん。
↓
「大エルミタージュ美術館」展
マサコです。
先週駆け込みで「大エルミタージュ美術館」展に行ってきました。
イタリア→オランダ→フランドル→スペイン→フランス→ドイツ・イギリスと、国ごとに分かれた展示方法が珍しいなぁ。
こうやって観てみると、自分がよく展覧会に観に行く国とそうでない国が意外にはっきりしていることが判明…。
やっぱり好みってあるものよね。
前に日本に来たときに、かわいらしくて気に入った〈聖母マリアの少女時代〉に再会。
気に入った絵に再会すると、また会えたねってとてもうれしくなります。
〈盗まれた接吻〉も本物を観てみたかったので、実際会えてよかったです。
美しいドレスの布、描いてみたい。
一緒に行った母が〈戴冠式のローブを着たエカテリーナ二世の肖像〉のドレスと〈盗まれた接吻〉のドレスを見て、同じシルクでも描かれ方が全然ちがう、と言っていました。
母は服飾の専門学校を出ているせいか、絵に描かれた服や宝飾品をよく見ています。
高価な絹は横に縞が入るそうで、〈…エカテリーナ二世)のドレスにはちゃんと縞が入っている、と。
なるほど…と思って観ていました。
この写真でわかりますか?
展覧会後にお会いした修復士のIさんが「状態がとてもよかったね~」とおっしゃっていましたが、どの絵もとてもきれいで楽しめました。
Iさんはやっぱり絵を鑑賞されるのとともに、絵の状態も細かく気にされているんだなぁ。
展覧会後のランチ。
なぜか母が食べてみたいといったスイス料理。
最後はスイスでしめくくる…。
メンバー増員!!イタリア支局長!!
ケイコです。
まことに勝手ながらメンバーが一人増えてます(笑)
イタリア生まれ北部の町ferrara育ちのrobertaさん!!
私はロビーと呼んでます。
私が修復学校palazzo spinelliにいた頃に出会った親友。
すごく思いやりがあって気遣いのできる本当に優しい女性です。
イタリア時代、何度彼女に助けられたか・・・
彼女は現在、Opificio delle Pietre Dure通称OPDの修復学校に通学しています。
部門はセラミック、ガラス、金属や木工品などあらゆる分野。時にはステンドグラス、彫刻も。
とてもがんばりやさんでpalazzo spinelliを卒業しトスカーナ州認定絵画修復師の資格を取得後、さらに勉強し数少ない国立の修復学校に入学。
これが狭き門で百数十人?受験するも合格枠はたった数人。しかも年によって募集人数は変わってくるし募集しない年もあるという・・・
余談ですがここの絵画修復部門ではラファエロやレオナルドダヴィンチをがしがし修復していますね。
最近ではダヴィンチの東方三博士の礼拝(L'Adorazione dei Magi)の修復を終え、ウフィッツィ美術館で企画展を行っていました。