atelier riccio

おもに西洋絵画の模写をしているグループです。絵画の古典技法の研究もしています。アートについてや日々のことなども。【riccio=ハリネズミ。ヨーロッパでは幸運を運んでくると言われています】

始まりはフェルメールだった・・・

ケイコです。
今日は私たちの活動のメイン、模写のお話。
このブログを通してそれぞれが作品を紹介していくと思いますがまずは私から。
 
まずはイタリア留学前に描いた私の初めての作品を紹介します。
本当は描いていく過程とかも紹介できればいいのですが、10年くらい前の作品のため何も残っていない・・・
どうやって描いたのかも謎(笑)とにかくがむしゃらに描いたことだけは覚えている( ˘•ω•˘ )
実はこの作品を描くまで油絵のあの字も知らなかった・・・とりあえず周りから固めていくタイプの私は油絵に関する本を買いあさった(笑)
「油絵入門」「初心者のための油絵」等々。。。
 
指導してくれる先生はいたけどその人は遠い彼方、関東在住。かたや私は福島(;_;)/~~~
 
その方から手紙が届く・・・どのキャンバスを買い、どうやって下地を作るのか、どのように描き始めるのかetc..
なんて素晴らしい方✨
最後、P.S.通信教育状態なので不安です・・と。私も不安ですよ!!(笑)(´Д⊂ヽえーん。
 
とりあえずその方のご指導のもと下地作りからせっせと始める・・・以下省略
(笑)・・・そしてなんやかんやでできたのがこれ☟

 

f:id:makominamo:20170625004507j:plain


フェルメールの「天秤を持つ女」
 
 
 
フェルメールといえばウルトラマリン。描いてみるとわかる、え!ここにも?というような部分にもウルトラマリンを使った。

模写をするとその画家の色の好みやその画家の癖や特徴なんかがなんとなく分かるような気がします。

フェルメールの時代はまだチューブ入りの油絵具はなく自分で顔料と油を混ぜて作っていた時代。
一つの作品にあらゆる色を使うのは大変な作業だっただろう・・・それこそ工房でお弟子さんたちがせっせと作ってくれるのであれば別だろうけど。
 
この絵に使われている色の種類はそんなに多くはなかった。微妙に色や表現は違うけど色数は限られている。そんなことが分かるだけでも楽しい。